笑える失敗談エピソード集

バイト終わりにまさかの! 服の取り違え事件

Tags: バイト, 失敗談, 着替え, ハプニング, あるある

バイト終わりに焦った、服の取り違え

大学生になり、初めてのアルバイトを始めました。シフトが終わると、疲れていて早く家に帰りたい気持ちでいっぱいになります。ある日も、終業時間ぴったりに仕事を終え、急いでロッカールームへ向かいました。

着替えスペースは狭く、何人かと一緒になることもあります。その日は、同じ時間帯で上がったバイト仲間が数人いました。いつものように自分のロッカーを開け、中の服を掴んでささっと着替えを済ませました。急いでいたこともあり、あまり深く考えずに羽織って、そのままお店を出て帰路につきました。

電車に乗って少し落ち着いた頃、ふと自分の服に違和感を覚えました。あれ? このシャツ、なんか雰囲気が違うな…と。最初は「気のせいかな?」と思ったのですが、よくよく見ると、襟の形やボタンの感じがいつも着ているものと微妙に違うのです。さらに衝撃だったのは、内側のタグに書かれた名前。それは、私の名前ではありませんでした。

気づいた瞬間の血の気が引く感じと言ったら…。慌ててバッグの中身を確認しましたが、そこにあるはずの自分のシャツがありません。完全に、バイト仲間の服を持って帰ってきてしまったのです。しかも、おそらく相手も私の服を持って帰ってしまっている可能性が高いです。

電車の中で一人、「どうしよう…」「恥ずかしい…」と頭を抱えました。すぐにバイト仲間に連絡を取り、事情を説明しました。幸い、相手も気づいていて、お互い謝り合いました。翌日、無事にバイト先で服を交換することができましたが、会った瞬間は二人で苦笑いしてしまいました。

それ以来、どんなに急いでいても、着替えの時は服の柄やタグをしっかり確認するようになりました。たかが着替え、されど着替えですね。ほんの一瞬の確認を怠ったばかりに、こんなハプニングが起こるのだなと痛感しました。