笑える失敗談エピソード集

まさかの味が完成… 自炊中に調味料を取り違えた話

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いつもの味が…あれ?

一人暮らしを始めてから、自炊にも少しずつ慣れてきました。凝ったものはあまり作りませんが、野菜炒めや簡単なスープなど、ぱぱっと作れる定番メニューはいくつかあります。ある日、疲れていて早くご飯を済ませたかったので、いつものように簡単に作れるスープを作ろうと思いました。

冷蔵庫にある野菜の切れ端と卵を入れて、鶏がらスープの素と塩、醤油で味付けするだけのシンプルなスープです。いつもなら何も考えずにぱぱっと調味料を入れるのですが、その日は少しぼーっとしていたのかもしれません。

え、この味は何?

スープがおいしそうな香りを立てながら煮えてきたので、最後の味付けをしようと調味料棚に手を伸ばしました。鶏がらスープの素を入れて、次に塩を…と思ったのですが、どうも手に取った容器がいつもと違う感触です。でも、疲れていたこともあり、特に気にせず中身をパラパラと鍋に入れました。

そして、最後に醤油を少々。これで完成、と味見をしてみたところ…「ん?」

口の中に広がるのは、全く予想していなかった味でした。しょっぱいはずのスープが、なぜか妙に甘いのです。最初は「野菜から甘みが出たのかな」と思ったのですが、それにしても甘すぎる気がします。

慌てて、先ほど塩だと思って入れた容器を確認しました。そこには「砂糖」の文字が。

そうなんです、私は塩と砂糖を間違えて入れてしまっていたのです。疲れていたせいで、容器の形や重さの違いに全く気づきませんでした。一瞬、思考が停止しました。温かい甘いスープ…おしるこかぜんざいなら分かりますが、野菜と卵の入ったスープが甘いなんて、想像もしていませんでした。

その日以来、確認が習慣に

結局、その甘いスープは泣く泣く諦め、新しくスープを作り直しました。たかが砂糖と塩ですが、料理の味をここまで変えてしまうのかと、改めて調味料の力に驚かされました。

この一件以来、どんなに疲れていても、調味料を使う前には必ず容器の表示をしっかり確認するようになりました。特に似たような容器に入っているものは要注意です。皆さんも、疲れている時や急いでいる時は、調味料の確認を怠らないように気をつけてくださいね。思わぬ味の料理が完成してしまうかもしれません。