笑える失敗談エピソード集

友達への愚痴、まさかの先生に誤爆した話

Tags: LINE, 誤爆, 先生, 失敗談, コミュニケーション

焦って送信、まさかの誤爆

大学の授業で少し納得がいかないことがあり、休憩時間に友人とのLINEでその日の出来事を話していました。同時に、別の先生に課題の質問をするLINEも送ろうとしていたため、スマホの画面を行ったり来たりさせていたのです。

友人に、その授業であったことについて少し愚痴めいた内容のメッセージを打ち込んでいました。「今日の〇〇先生の話し方、ちょっと一方的すぎない? もう少し聞く耳持ってほしいよね〜」といった、本当に他愛もない、いつもの友人とのやり取りで使うようなくだけた表現でした。

そのメッセージを打ち終わり、送信ボタンを押そうとした時です。指が滑ったのか、それとも画面を切り替える操作と混同したのか、気がついたら送信先が友人の画面ではなく、課題の質問をしようとしていた〇〇先生のトーク画面に切り替わっていたのです。そして、無情にも送信ボタンが押されてしまいました。

目の前が真っ白になりました。心臓がドクドクと鳴り、血の気が引くのが分かりました。「送信取り消し!」と頭の中で叫びながら、慌ててトーク画面を開きましたが、時すでに遅し。メッセージには「既読」がついていました。先生はもう読んでしまわれたのです。

しばらくフリーズしていると、先生から一通の返信が来ました。「何か伝えたいことがあるなら、授業中に直接言ってくれて構いませんよ。〇〇(先生の名前)」。

冷静すぎる先生の返信に、顔が真っ赤になりました。弁解のしようもなく、「大変申し訳ございませんでした。誤送信です。」とだけ送るのが精一杯でした。先生からは「分かりました」とだけ返信があり、それ以上何も言われることはありませんでした。

授業後に先生に会うのが怖くてしばらく避けてしまいましたが、次に会った時も先生は何事もなかったかのように接してくださいました。本当に器の大きな先生で感謝しかありません。

この一件以来、私はLINEの送信ボタンを押す前に、指差し確認のように送信先を二重三重に確認するようになりました。特に複数の人に同時に連絡を取っている時は、本当に注意が必要だと身をもって知りました。便利なツールも、使い方を間違えると冷や汗ものの大失敗につながるのだなと感じています。