笑える失敗談エピソード集

新しい服を着てウキウキのはずが… 値札が出たままだった話

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ウキウキの外出が一転

新しい服を買った日は、早く着て出かけたくなるものです。私もお気に入りのブラウスを手に入れて、次の日さっそく着て大学に向かいました。

そのブラウスは少しデザイン性があって、着るだけで気分が上がるような一枚でした。鏡の前で合わせてみたり、手持ちのボトムスとコーディネートを考えたりと、前夜から楽しみにしていたのです。朝もいつもより少し時間をかけて身支度をして、そのブラウスに袖を通しました。

家を出て駅までの道を歩いている時、なぜか周りの視線を感じるような気がしました。気のせいかな、新しい服を着ているからかな、くらいに思っていました。電車に乗ってからも、向かいに座った人が自分の襟元をちらちら見ているような…そんな感覚がありました。少し気になりながらも、音楽を聴いたりスマホを見たりして過ごしました。

大学に到着して、友達と合流した時のことです。友達が私のブラウスを見て、「あれ、そのブラウス、タグついてない?」と言いました。最初は何のことか分かりませんでしたが、言われて自分の首元を見てみると、なんと白い値札がぴらぴらと飛び出していたのです。

恥ずかしさで固まる

その瞬間の恥ずかしさといったら、ありませんでした。まさか、タグが付いたままだったなんて。家を出る前にちゃんと確認したはずなのに、一体なぜ。

どれくらいの時間、どれくらいの人がこの値札を見ただろうか、と考えると、もう顔から火が出る思いでした。駅でも、電車の中でも、大学に来てからも、ずっとこの状態だったのかと思うと、穴があったら入りたい気分でした。

友達は「ウケるんだけど!」と笑ってくれましたが、自分の中では大失敗です。慌ててタグを隠しましたが、一度気になるともうダメですね。一日中、誰かにタグを見られているような気がして、落ち着きませんでした。

その日以来の習慣

この一件以来、新しい服を着る前は必ず、首元だけでなく、袖や裾、あらゆる場所にタグや値札が付いていないか、二重三重に確認するようになりました。

街で他の人の服からタグが少し見えているのを見かけると、「あ、この人もやっちゃったのかな」と、思わず共感してしまいます。そして同時に、「自分も気をつけよう」と改めて身を引き締めるのです。ちょっとしたうっかりですが、意外と多くの人が経験している失敗かもしれません。